タングラム 台紙

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以前に作ったことがあったのですが、今回は以前のもに改良を加えたタングラム台紙改良版です。

以前の物はごつい土台にベニヤで型をくり抜いた物をボンドで貼り付けていましたが、それだと台紙の交換が出来ず、収納もかさばるので改良版を作りました。
シナベニヤの部分は交換式でいろいろな型に取り替えが可能。シナベニヤの型を木枠にはめるのみで使用できます。ベニヤと土台の間に紙を挟めば写真のようにヒントの紙を入れることも可能で、センターの重度の人でも取り組める課題になります。

このタングラム、ヒントの台紙があるとかなりの人が取り組めるのですが、丁寧に作ろうと思えば思うほど、手元がピースに当たってズレ、直しては他のピースがズレて・・・で永遠に格闘する人がたくさん出たので面倒と思って作らなかった型の枠を製作しました。

このタングラム・・・かなり昔からあり、発祥は中国が期限のようです。
ちょっと調べるだけでかなり奥が深いのが分かりました。
予想以上にいろいろな形が作れるので大人でも楽しめると思います。

視覚優位の形の認知が強い子どもは、ヒントの台紙がなくても完成させる強者が時にいてびっくりします。
Date: 2013.01.27 Category: 個別課題製作  Comments (0) Trackbacks (0)

ボタンはめ特訓マシーン2号

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子ども達にボタンかけをやってほしいと思って製作した一品。

ボタンはめの課題はもっぱら布にボタンが付いている物が普通である。
しかし普通の市販の課題でやると、穴に通しづらい上に布がふにゃふにゃしていて穴が見えずらかったり両手を協応させることが難しく、すぐあきらめる子どももいる。ボタンをはめるには穴にボタンの頭をつっこみ、反対から引っ張るという課程が必要・・・。特に反対からボタンの頭を引っ張り出すという概念がない人も多い。

というわけで何かいい物はないかとネットを漁っていて「神奈川県立武山養護学校 教育支援部HP」でひも通し風にボタンかけを取り組める課題を発見。上記の写真の物をそのHPの作品を参考に作りました。

ふにゃふにゃした布でなく堅いシナ合板に細長い穴を切り抜いてボタンを通すところを作る。そして30㎜の丸棒をチップ状にスライスした物にひもをつけた。シナ合板の細い穴はサイズを適度に変えて、簡単にチップを通せる物から少しきつめで指で押さないと通らないサイズまで色々作った。

布製に比べて穴がよく見えるのと、木枠が堅いため手でしっかり板とボタンを持ちやすい。通す穴は少しきついため、子どもに何もいわなくても自然と反対側からボタンの頭を引っ張ることが出来た。
なにより、かなり不器用な人でも上手くできることが多いため子ども達が自信を持てることが多かった。

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写真はチップを穴に通すところ。うつっているのは第1号の作品である。
チップを穴に入れる→チップを指で押し込む→反対側からチップの頭を引っ張る・・・。
重度の知的障害の人でも比較的取り組みやすい。
あまりに上手く課題が製作できたのでさらに調子に乗って作ったのがこれ。

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布の部分に穴をあけて、ふにゃふにゃ感を出して取り組んでもらおうと工夫した一品だったが・・・。

木枠のしめる部分が大きく、チップを通すのはきわめて簡単。簡単すぎた!
はっきり言って製作に手がかかる割に意味がなし。
ここまでするならフェルトのみで製作した方が難易度が高くおもしろかったと思う。

知的に高いが不器用な人を対象に製作した。
しかし何回かすると簡単に出来て子どもは喜ぶが旬な時期がすぐに過ぎてしまうのが難点。
重度の子どもさんは飽きずに何回でも楽しんでくれる人がいた。
子どもに上手く適応できた課題ほど寿命が短く、上手くいってうれしいが哀愁も漂う。




Date: 2013.01.24 Category: 個別課題製作  Comments (0) Trackbacks (0)

お皿置き

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日曜日は久々に課題製作をしたのですが、ついでに作ったのがこのお皿置き。

職場の同僚の友達からの依頼でした。
趣味で陶芸をしており、平皿が置けるような物ということと、通常のお皿置きよりも少し寝たような角度が緩い物がいいとのことでした。20㎝前後のお皿を置くということで家にあった一番近い大きさのお皿で大きさを見ながら作りました。皿をたたせる角度によって微妙に置き具合も違うようで、何回か調整しながら後ろの支える支柱の長さを変えてみました。前回のままごと台での捨てるしかないような細い板を有効に使い回しができたのが個人的にはよかった・・・。

ある程度作ると、違う大きさの皿はのるだろうか?
皿は転ばないだろうか?と色々気になり、家中のいろいろな皿をのせてみたりして楽しく実験することが出来ました。

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さらに細々した木ぎれを何とかしようと、課題を作りました。
丸と四角のペグさしや大きさの違うペグさし等今まで作った物も作りましたが、写真の物は新作。
ちょっと重度の障害の人でも方向や形に注目できたらと作りました。
以前複雑な形の違いのペグは想像以上に難しかったので今回は同じ形の物を回転させたら、はまるものでしました。
また、木で作った課題はすべて同じ木目で目線が散りやすいような場面も見ていたので、ペグを差す部分やペグの頭を塗装して形や方向に目がいくようにしてみました。

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こちらは輪ゴムかけ課題
障害児基礎教育研究会の「平成24年度 研究紀要」にのっていた物が気に入ってコピーしました。
両手を使って課題をするほかに、輪ゴムをかける時に始点の支柱を見、そこから次の支柱を見てという風に始点と終点を意識するという意図もあるみたいです。

重度の子ども達でどこまで出来るかと思いましたが、とりあえず両手を使う課題としてできたらと・・。
輪ゴムはかけやすいように支柱と支柱の感覚もかなり狭めにしました。
ただ・・輪ゴムを広げてはめる時に失敗すると痛いので「いてっいてっ」とおそるおそるする人もいるそうです。ゴムを一カ所のみにかけて飛ばそうとする話も聞いたことがあるのでどこまでできるか、この課題も様子を見ていきたいと思っています。
Date: 2013.01.21 Category: 木工色々  Comments (0) Trackbacks (0)

数の合成

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依頼されたままごと台も無事に製作が終わり、やっと個別課題の製作が再会できそうです。

というわけで足し算を出来そうな子ども向けに、足し算のプリントを作ってみました。
内容についてはHPの個別課題-プリントのその他を見てください。
2種類の絵があり、それぞれ数えてから合わせていくつ?という課題ですが、一つ一つの種類の数は数えられても、違う種類同士を合わせて数えるというのはピンとこないようでした・・・。

もともとセンターなので知的に軽い人は少なく課題が出来ないのは当たり前といえば当たり前なのですが・・。
太田Stage的には何とか出来そうなラインなのでなんとか仕込みたい(違

そういった訳で写真のように数の合成マシーンを製作してみました。
形的には太田Stageの本にあった物をそのままパクリました。
金属部分は100均の洗濯用S字フックで珠はひも通しようの物を使いました。

数字にはまっていて数えるのが楽しくていけない人なので、目で見ながら課題が出来ればなあと思っています。さて・・・思ったとおりにいけばいいのですが(笑)。これで巧くいかなかったらタイルをスライドさせて数える物が他サイトでよく紹介されているので、また別な物で試してみようかと考えています。
Date: 2013.01.16 Category: 個別課題製作  Comments (0) Trackbacks (0)

個別用机改修工事

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先日、知り合いの児童発達支援事業所に行って来ました。
以前作った、対面式で個別課題を行う机の、改修工事依頼です。
今まで使っていた机に収納式のサイドボードをつけてほしいということでした。

この作品はいくつか作っていて、それなりに使いやすい物だったのですが、狭いスペースに置くと課題を入れたボックスから課題を出すのに子どもの肘が壁や物にあたったりすることがあります。(我が職場の環境がまさにそう・・)
普段は課題の入った3段ボックスを机の左側に置くはずなのですが、不器用な子どもにとっては、少し体を反らすようにして、かつ体をひねって取り出す格好になります。まあ、少し体ごとさがって余裕を持って課題を出せばいいのですが、子ども達にとってはちょっとのことが困難だったり気が付かなかったりします。

というわけで、課題を置く3段ボックスを子どもから向かって左側奥に置き、取りやすくするためにサイドテーブルをひっつけました。このテーブルは引き出しと同じ作りで、使わない時には机の下にスライドして収納されます。ちょっとした改修工事でしたが、うまいことスライドしてサイドボードが動いてくれるのを確認できると気分がいいものであります!また、ひっこんだ状態になると今までの机と何ら変わりのない外観にもどるのも密かにいい気分・・・。

自分は保育士でありますが、他事業所で改修を行っていると業者の作業員のような気分になります(笑)。使用目的が明確な改修依頼は、アイディアが出しやすく達成感もあってうれしいものであります!

ちなみに材料代はふつうに作れば1500円弱はかかるかと思いますが、ままごと台18号の板を使い回したので、厳密には費用がかかっていません。いろいろな端切れを取っておくと、ちょっとした改修はお金がかからないのが木工のいいところかなと感じます。



Date: 2013.01.13 Category:  Comments (0) Trackbacks (0)

ぐらぐらペグさし

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ぐらぐらペグ2号

ふつうのペグさしでは出来るようになってくると手元も見ずに適当に差してしまう場合が多くなってくる。また、ペグさしでは片手ですることが出来る。そういったことをふまえて何とか手元を見ながら、かつ両手を嫌でも使わざるを得ない活動をと思って製作した一品である。

両手を使うねらいの課題はいろいろなサイトに紹介されているが、このペグさしは下の部分を半円にし、手を離すとかなりきわどく傾くようにした(ひっくり返ってしまうとペグが飛び散って挫折する人もいそうなので完全にはひっくり返らないように調整しました)。これと同じ物はよそでは見たことがないと思うので私のオリジナルと思っているが、よそで見かけた人がいれば教えていただきたい。

個別課題のレビューでも書いたが、これは子どもに勧めてみると意外とおもしろかった・・。
たいていの人は片手で意地でもやろうとするが、ペグを差すたびにかなり揺れるので、手元は必ず見るようになる。大人が片手で支えるとやりやすいことを伝えると手を添えて両手を使うことが出来る人が多くなった。よそ見をしながら適当にすることは不可能で、私の目的はほぼ達成できた課題である。

ただ・・この手の課題は出来るようになるとあっという間にブームがすぎてしまうのは哀愁が漂うところである。ピンポイントで目的を絞って取り組むため達成できるのも速い・・・。
廃材を利用して作っているので材料代はほぼタダであるが、やはりこういった課題はお金がかからず簡単に出来る物でないと割に合わないと感じる。使わない時も考えてコンパクトで収納に優れた物を考える必要もあるなあと痛感します。
Date: 2013.01.10 Category: 個別課題製作  Comments (0) Trackbacks (0)

ままごと台18号-6

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昨日、今日と30分弱作業し電子レンジの扉も設置しました。
一番下の背板が若干うてていませんが、これで18号は完成です。長さも高さも結構あるのでかなり大型の作品となりました。小さい引き出しやガスレンジに新しい工夫を入れてみましたが、また様子を見ながらもっといい物が出来るようになればと思います。

製作の最終段階では力任せのヤスリがけや、トリマーの作業が多く、手や腹筋がかなり痛いです・・。

Date: 2013.01.09 Category: ままごと台  Comments (0) Trackbacks (0)

続 ままごと台-5

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今日は時間的にはほとんど作業が出来ませんでしたが、それでも小さな部分は製作していきました。

写真はすでにアップしていましたがガスレンジ画像。周りのリング状の輪と少し小さく切り出した丸を真ん中に置いてやると凄くリアル!。個人的に凄く気に入ったのであるが、絶対に隙間にビーズを押し込んで遊んだり、逆に落ちた物が取れなくなってパニックになる人も出そうであり、残念ながら自閉の子どもさん相手には採用出来なさそうな感じである。実際にはレンジに隙間がない物に変更しなくてはいけない。

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シェルフ部分

そこら辺に転がっていた古い木を切断して磨いてシェルフの上段の棚を入れる。借り置きで、小さな棚を設置してみた。電子レンジの下にも棚を入れる。

棚にスパイス等を置けるようにしたが、そういった小物を棚から手で落として落ちるのを遊びにする人もいるため、電子レンジ下の棚は少し奥まったところに置き、手ではらっただけでは落ちないように木枠をはめ込んでみた。ままごと台はうまく遊べる人にはとても良いが、遊びが苦手な子どもにとっては気が散りやすい物となる。特に視覚的な遊びにはまる人がいるとままごとコーナーは簡単に崩壊していしまう・・。能力的には高くても怒って物を手でたたき落とす人もいるので、そういった対策も少しずつ考えていきたいと思っています。

少しでも子どもがままごとに気が向くように、違う遊びに走ってしまわないような使いやすいままごと台を今後も作っていけたらなあと・・・。

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全体図

シェルフに棚を入れたため、あまり手を加えていないが見た目はかなり変わってくる。
これで後は電子レンジの扉くらいである。後もう一息。

Date: 2013.01.06 Category: ままごと台  Comments (0) Trackbacks (0)

続  ままごと台18号-4

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あけましておめでとうございます。
今年も木工にいそしめたらいいなあと思っていますが、相談支援の仕事がどうなるか・・・。
今年は木工どころでなくなるかもと思ってしまいます。

実家から戻ってきたのでさっそく作りさしのままごと台の製作を開始しました。
前回土台部分がほぼ出来たので、今回は電子レンジの土台とガスレンジ・水回りや棚を入れたりというところをしていきました。細かいところは残るもののだいたい見た目的にままごと台に見えるレベルになってきます。上記の写真はガスレンジの上部に電子レンジの土台を立ち上げたところ。ガスレンジと電子レンジの間には、棚か棒を入れてお玉などがかけれたらと考え中。

今回は全体の高さが110㎝あり、ちょっと大きめのサイズです。長さも120㎝あります。高さがある分、余裕を持ってスパイスラック等がつけれそうですが、電子レンジの部分が高くなってしまい、年長さん向きの大きさとなってしまった気がします。何とか小さい子どもでも電子レンジはさわれるとは思うのですが、気になるところです。

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今回の蛇口

あまり分からないかと思いますが、今回はかなりコンパクトな大きさです。
幅が5㎜ほど短くなり、長さも2㎝程度短くなっただけですが、土台は結構小さく見えます。
蛇口は17号と同じく背中がかなり丸くなっています。

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ガスレンジ部分

今回は17号と同じような作りですが、鍋を載せる部分の板が4枚だと鍋が意外にぐらつくことが多く、ちょっとした工夫をしてやらないといけなかったため、板を6枚に増やしました。真ん中の丸い部分を下にして、周りの大きいドーナッツ型の輪を高くして置くとかなりリアルになることを発見・・・。板はトリマーで溝を彫り込んで、はめているので子どもが鍋で叩いたくらいでは壊れないはず。
他事業所に作っている物なので、リアルに子どもの様子を見れないのは残念。子どもの反応をまた聞いて改良をしていこうと思っています。

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全体図

背中の天盤を張り、ほぼ形が出来たところである。
電子レンジが14号と同じく上に来る作りなので下の方はシンプルな棚のみの作りである。シェルフに棚をまだ付けていないので凄くシンプルで高く見える。超広角レンズでとっているせいでもあるか?
ガスレンジはまだ借り置きなのでもう少し綺麗になるはずである・・!

ここから電子レンジの扉をつけ、シェルフに棚を取り付けていくことになる。他の人が作っているままごと台や市販のものはシェルフと土台が別々になっている物がほとんどであるが、私の場合は完全一体化型である。子ども達が手荒に使ったり、強く押すことも考えられるし、構造化の間仕切りとしても使うので絶対に壊れない一体化で私は作っている・・・が、欠点は持ち運びが重い!。

そしてこの段階までくると作業場は体の置き場に困るようになる。スライド丸鋸を使うのも至難の業になってくるそ、ビス打ちやトリマー作業も縮こまってすることになる。ネジを取ろうとするだけでも困難な上にさっきまで使っていた工具が木に埋もれて見あたらないなど苦労は耐えない。

ここで材料切れ。いつものホームセンターにあるB級品の板が売り切れていたため、完成にはもう少しかかりそうである。材料を買うまで、電子レンジの扉や、細々した物を作ろうかと考えています。
速く完成させて、のんびりと個別課題の製作をしたいところである!


Date: 2013.01.05 Category: ままごと台  Comments (0) Trackbacks (0)
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江田島  平八

Author:江田島  平八
自閉症スペクトラム障害(ASD)や身体障害の子どもさんが使用するものを中心に木工製作や個別課題の製作をしています。本家HP「江田島平八の部屋」にて作品を公開してますので、是非のぞいてください。ブログでは製作したものの画像や使用結果など書いています。

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